10年に1度の『ミュンスター彫刻プロジェクト2017』に行ってきた!!
2018/02/26
こんにちは、イラストレーターのKiKi(@kikiiiiiiiy)です。
先日ホストファミリーが旅行から帰ってきました!
https://twitter.com/KiKiiiiiiy/status/905062204281688064
https://twitter.com/KiKiiiiiiy/status/905063256192114689
帰ってきてから、すぐに賑やかな日常が始まってます。笑
ホストファミリーが旅行中、ほぼ毎日ブログを更新していましたが、間が空いてしまいました。。。うーん!書きたいネタは尽きないので、毎日更新を目指したいです。
さて、今回は10年に一度ドイツ・ミュンスターで開かれる『ミュンスター彫刻プロジェクト』に行ってきたお話を書きたいと思います!
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Contents
『ミュンスター彫刻プロジェクト』とは?
公式サイト:https://www.skulptur-projekte.de/#/
ミュンスター彫刻プロジェクト(Skulptur.Projekte)は、ドイツ連邦共和国の北西部、ノルトライン=ヴェストファーレン州の都市ミュンスター(Münster)で、10年に一度夏の間だけ開催されるアートイベント。公共空間と芸術作品の関係がテーマで、芸術家が事前に町に滞在し、町や住民のことをよく調査した上で作品と設置場所のアイデアを出し、滞在制作し作品を設置するというやり方を1970年代から取り入れていたことが特徴。1977年に第一回が開催され、以後1987年、1997年、2007年に開催された。次回は2017年の予定。
-wikipediaより
ことの発端は約40年前、市が買い上げ設置しようとした有名アート作品に対する住民の反対の声からはじまる。その後さまざまな議論を経て1977年に「市民と公共空間、現代アートの関係性」を考える第1回ミュンスター彫刻プロジェクトが開催された。こうした背景から、同プロジェクトでは参加アーティストがミュンスターに長期滞在し、街の歴史や文化を十分知った上で市民と対話しながら作品をつくり上げるのが特徴。美術館の中だけでなく公園や庭、歩道、商店など街のいたるところに作品が展示されるため、市民は普通に歩いているだけでも意図せずしてアートに出会うことができる。しかも展示会場の入場はすべて無料。
ーニュースダイジェストより
今年は、世界中から35名のアーティストが参加し、デジタル化の時代の中で、身体性をテーマに様々なとらえ方をした作品を制作しているそうです。
ミュンスター彫刻プロジェクトは10年に一度の開催で、もう1つ5年に一度の開催になるドクメンタ14もあり、今年ドイツは芸術イベント満載の年なのです!
そんな年に、私は運良くベルリンに滞在しているので、これは絶対行かなくては!と考えていました。ドクメンタ14も、もちろん前回訪れているので、こちらも改めて記事に書きたいと思います。
開場をまわる前のアドバイス!
料金はフリー!
ほぼ作品は屋外でしたが、屋内にある作品は、その施設の開場時間をチェックしてから行きましょう。
地図はオンラインでチェックしよう!
現地で3ユーロで購入できますが、地図を読むのが苦手な人はgoogleマップを利用することをお勧めします。
公式サイトの以下からオンラインで地図を見ることができます。
https://www.skulptur-projekte.de/#/En/Map
ただ、それでも地図が読めない私は困ってしまうので、自分のgoogleマップの場所に星マークをつけて、それを頼りに周りました。その方が、自分の位置も確認できるので、確実です。
自転車は12ユーロで借りることができます!
作品の場所は離れているので、全部まわりたい!という方は自転車を借りることをお勧めします。案内所のスタッフさんに聞けば、借りることができます。
展示の様子。
私は、自分で入力したグーグルマップを頼りに徒歩で回ったのですが、全部回りきれませんでした。涙
あと、ところどころに、このマークが書いてあって、これが作品の場所を示すヒントであることになかなか気づけなかったことも要因です。。
見つけにくかったのですが、地図を片手にまわるのは、宝探しみたいで面白かったです。
気になった作品1『Sany (Samuel Nyholm)』
Samuel Nyholmは、ストックホルムとブルーメンに住む、グラフィックデザイナーとアーティスト。
Sanyのイラストは、ミュンスター彫刻プロジェクトのパンフレットにも使われていて、憎めないかわいいキャラクターたちが気になっていたのですが、そのキャラクターたちが大きな壁から下に落ちているものを、いくつかミュンスターの街で見つけることがきました。
気になった作品2『Hito Steyerl』
Hito Steyerlはベルリン在住の、芸術的生産と世界的な社会問題の理論的分析が密接に結びついた映像、インスタレーションを制作しているアーティスト。
3台のモニターで、映像を時間差で見ることができました。
実際の物理的な力がヒューマノイドロボットに適用されるコンピューターシミュレーション、バランス動作をテストするドキュメンタリーラボ映像だそうです。
ただただ、ヒューマノイドロボットだったり、CGのシミュレーターに攻撃を与えて、倒れる様子が流れていて、少し見ていて不安になる映像で、なんなんだろうと疑問でした。
解説を読んでみると、コンピューター技術の発展と戦争の役割を問う、作品のようです。
確かに、コンピューター技術に私たちの生活はだいぶ助けられているけれど、それは十分戦争にも応用できるわけで。。良いことを考えて、良いことのために行動する人もいれば、人間だもの、反対のことを考える人だっている。これは難しい問題で、考えているだけで、この映像を見ている時と同じ感覚の”不安”に襲われました。
番外編:ミュンスターちょっとだけ観光
ミュンスター (ドイツ語: Münster, [ˈmʏnstɐ][3], ヴェストファーレン方言: Mönster, オランダ語:Munster, フランス語: Múnster, 古ザクセン語: Mimigernaford, ラテン語: Monasterium) は、ドイツ連邦共和国ノルトライン=ヴェストファーレン州ミュンスター行政管区に属す郡独立市である。
ミュンスターはカトリックの司教座都市でもある。799年に教皇レオ3世がカール大帝と会談し、ミュンスター司教区とオスナブリュック、ミンデン、パーダーボルンの各司教区を創設した。805年にケルン大聖堂の聖ルドガーが初代ミュンスター司教に着座した。2009年からフェリックス・ゲンがミュンスター司教の地位に就いている。
ミュンスターは自転車都市として、また第二次世界大戦後に一部が復元された歴史的旧市街で知られている。
夜行バスに乗って向かったので、早朝5時に到着。駅で、チョコクロワッサンとコーヒーを買って朝ごはんを済ませた後、のんびり朝のお散歩に行きました。
早朝すぎてお店が全部閉まっていましたが、静かな町並みを、ゆっくりじっくり見ることができてよかったです。
カトリックの司教座都市だということで、聖パウルス大聖堂にも寄ってみました。
一通り、中を見学した後、少しここに座って、ぼーっとしてみました。キリスト教のことはよくわからないけれど、確かに心がなんだか安らぐ作りになっていて、癒されました。
交通手段で利用したのは、格安バス『格安バスFlixBus』。
私は大体ドイツ国内旅行は、これを利用しています。時間はかかりますが、電車より断然安いです。
ミュンスター彫刻プロジェクト2017は、10月1日まで!
日本からは遠いと思いますが、このブログはドイツ在住の方もよく読んでくださっているようなので、お時間があったらぜひ足を伸ばしてみて欲しいです。作品を探す旅も、ミュンスターの街を巡る旅も、両方とても魅力的です。
アートで表現できること、伝えられることをたくさん見ることができて、改めて、スケールはこの点よりはるかに小さくなってしまうけれど、私の絵でできることってなんだろうと、帰りのバスの中で考えました。
ここまで読んでくださってありがとうございました◎
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