【コラム】私の行動力の原点は、地元が限界集落であることである。

      2018/02/15

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こんにちは!KiKi(@kikiiiiiiy)です。

ベルリンは雪が降りました!初雪です!!テンションが上がっています!!

https://twitter.com/KiKiiiiiiy/status/817041578120384512

 

私の地元・伊豆はとても暖かいところで、雪は全く降りません。むしろ冬がないんじゃないかと思うくらい(日中は基本コートは必要ないです)暖かいところで、雪への憧れはとても強いです。

大学を選ぶときの条件も『芸術が学べるところ』『自然が美しいところ』『雪が降るところ』と、『雪』を重視していて、同級生がみんな東京の大学に進学する中、その3つの条件を満たす京都の美大に進学しました。

今いるベルリンも、冬は雪がたくさん降って、芸術が盛んなところです。

なんとなく、『芸術』『自然』『雪』が生活をする場所を選ぶ基準になっているのかなと、振り返って気づいた今日なのです。

そして、私が今まで行った引っ越しでは”とても大きな距離”を移動しています。引っ越しに限らず、旅行が好きなので日本にいた時はいろんな場所を訪れていました。その度に『行動力あるね』『今の場所から動く勇気なんてないよ』と言われます。ただ、私の中ではそんなに大きな移動だと思っている感覚がないんです。

それはなぜなのか考えた時に、自分の生い立ちに関係しているのかなあと、ふと思いました。

自分の頭の中の整理も兼ねて、今回その理由について書いてみようと思います。

 

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私の行動力の原点は『地元が限界集落に指定されている地域である』ということ。

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電車がないのに、なぜか畑に放置されているJRの貨物列車

私が大きな移動をしている感覚がない・することに抵抗がない理由は、これに尽きるかなと思います。

私の地元は伊豆にある小さな集落で、『限界集落』として指定されている地域です。保育園の頃は唯一の公共交通機関であるバスで山道を15分かけて通い、小学校に上がる頃にはそのバスでさえ利用者がいないという理由で廃止。(実際に私と近所の子、合わせて4人の通学にしか使われていませんでした)親も仕事があるので毎日の送り迎えは無理。通学手段を失った私たちは教育委員会に援助してもらい、バス廃止後から中学卒業までタクシーで通学していました。

行動力があるというより、行動せざるおえない環境だった

高校はさらに遠く、通学できる距離にありません。通っていた小・中学校はもう少し子供がいる地域でしたが、その子供達も含め『高校生になったら実家を離れ下宿する』ことが、昔からのスタンダートな流れでした。

小さい頃から『地元を離れる』ことが当たり前の環境にいたんです。だから、地元を離れて遠くに行くことに対して抵抗がありません。というより、地元には中学以上の教育機関がなく、”就職をする”という形で戻ってこれるような企業も私達の世代には残されていない状態だったので、『地元に戻るという選択肢がない』といったほうが正しいかもしれません。

このことが特殊だということに気づいたのは高校に進学してから。私はみんな親元を離れて下宿しているんだと思っていたら、ほとんどの子が実家から通ってたんです。当時の私の反応は『えっ、そうなん?!』苦笑 中学卒業間際の同級生との話題は、「どこに下宿するの?アパートで一人ぐらいし?寮?下宿屋さん?」「バイトは何するの?」「親戚のうちにお世話になることになったよ」「お兄ちゃん、お姉ちゃんがいるところに行く」「もううちは家族ごと引っ越すよ」だったのに。当時はとてもカルチャーショックでした。

 ”移動時間1〜2時間”は近い。だから思い立ったらアクションを起こそうと思える範囲が広い。

例えばAという場所に行きたいと考え調べると、google mapに片道1時間かかると表示されたとします。

『え、1時間もかかるの。遠いなあ。。どうしよう』と思いますか?それとも『え!1時間で行けるの!近いじゃん!いこいこ!』と思いますか?

私は断然後者です。

私の地元には信号が一つもありません。道路に白線も引かれていません。バスも電車も通っていません。一番近い電車の駅まで車で1時間かかります。一番近いコンビニは山道を車で30分ほど運転したらやっとあります。まともなスーパーまで、車で1時間かかります。

そんな環境で育ったので、移動時間1〜2時間は、”近い”という感覚に分類されるんです。

最初にいた世界が小さすぎたから、人よりも多くのことを新鮮に思うし興味を持つ。

私は中学卒業を卒業する15歳まで、そんな限界集落で育ちました。

必要最低限の日常生活を送る行動をするのにも”車”が必要になります。15歳の私は当然自分で運転することができないので、自分がしたい行動は親の都合に制限されていました。

その状態から、高校に進学し下宿生活をすることになりました。徒歩1分でコンビニ、徒歩5分で大きなスーパー、徒歩15分で電車の駅、鈍行2時間で東京に行ける場所。

自分で全てしなくてはいけないけれど、自分で全てすることができる環境です。

最初の私は知らないことがたくさんあって、たまにボタン式信号機に気づけなくて立ち往生したりして、電車の乗り方を覚えて、怖かった自動改札機も克服して。

一つ一つ覚えてできるようになってくる中で『学んで、行動を起こすことの新鮮さと興味』をジェットコースターに乗ってる勢いで味わう毎日。

それに加え、カルチャーショックもたくさんあったけど『こういう方法もあるんだ』と数多く存在する自分とは違う方法への『強い興味』にも変わっていきました。

私はその過程を経験する期間が人より『遅かったこと』と『急激だったこと』で人より味をしめてしまったんだと思います。笑

電車の乗り方も覚えて、日本国内の一人旅の方法を覚えて、飛行機の乗り方も覚えて、気付いたら海外にも一人でこれるようになって、今は海外に住んでいる。

ここまでくると『興味』と『行動』から生まれる学びへの好奇心は、一生かかってもキリがないなあって、つくづく思います。世界は広くて、まだまだ知らないことが沢山あると、ベルリンでの生活の中で日々感じます。

 

 

私はきっと動き続ける人生だから、”動き続けられる環境”を作っていこうと思う。

14441108_1213249695415429_5651216720459857086_n去年の秋に行ったスイス。美しさに感動して言葉が出なかった。

それで、必然的に行動せざるおえない状況で育ってきた私ですが、今までの人生を振り返って、今考えていることはこれです。

『私はきっと動き続ける人生だから、”動き続けられる環境”を作っていこう。』

私は”動き続けなくてはいけない状況”にあるし、”動き続けることが好き”でもあります。

ネット環境とPCがあれば、どこでも仕事ができる職種は沢山生まれてきていて、幸いにもイラストレーターも、場所を選ばずできる職種です。

移動しながら、その仕組みや流れをもっと作っていこうと考えていて、私はベルリンで実際にそれに取り掛かっています。

そして、そういう形で生活している人たちが、ベルリンに沢山いるということも、私が滞在している理由の一つです。今年はそういう方達とも積極的に交流を持てたらなと思っています。

今のところとても気に入っているので数年は拠点をベルリンにする予定ですが、これからも私は『興味』や『必要性』にかられて移動していくと思うんです。

私にとって、この『興味』や『必要性』にかられて移動できるということがとても重要で、

そしてそれが意外にも『帰れないと思っていた限界集落である地元に帰れる方法』につながることでもあったりするんです。

地元に定住することはないだろうけど、家族に何かあった時に戻らなくてはいけない時があると思います。幸い、実家のネット環境は整っているので、その時に、自分が移動できる状態でありたい。そんな思いもあって、環境作りに励んでいます。

今はまだ幸いにも家族は元気なので、今は『興味』と『自分らしく』を優先して、自分の中の経験や知識を蓄える方を選択していきたいです。

 

最後に、『世界は美味しいご飯を食べて成長していく生き物である。』

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自分が慣れ親しんだ場所から出ることは、とても勇気がいることで、怖いことかもしれないけれど、一歩踏み出したらそこがどれだけ小さい場所だったか、常識だと思っていたっことがそんなことなかったりだとか、いろんなことに気づけます。

それから、その重い一歩を体験した後って、次の一歩を踏み出すことが軽かったりします。

私はただそれを、中学卒業という早い段階で強制的に経験したので、気づけたのが早かっただけだと思うんです。

もし誰かが何かに躊躇していたら、多分、踏み出す手前の止まろうとしている世界は、誰かが作った”限界集落”です。

世界って、自分の意識と知識次第でいつまでも手のひらサイズのままなのか、収まるはずがない無限大のものにも一緒に成長していける”生き物”だと思うんです。

私は結構シャイで、緊張するし、石橋もめちゃくちゃ叩くタイプだから、何か新しいことをしようと思った時いつも躊躇します。でも、すぐにこのことを思い出すんです。

『この一歩が、とっても美味しいご飯で、また一つ私の世界は成長するよ』って。

それで時々、”限界集落”のことを思い出して懐かしんで、大きくなって、時が来たら、帰れたらなあって思うんです。

 

 

なんだかぐるぐる書きましたが、これが私が最近考えてることだったりします。

読んでくださってありがとうございました。

 

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