ボローニャ国際絵本見本市・Bologna children's book fairに行ってきました!

      2019/04/29

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こんにちは!とてもお久しぶりの更新になります。ベルリンを拠点にイラストレーターをしている、KiKi(@kikiiiiii)です。4月3日にボローニャ国際絵本原画展、行ってきました ! イタリア・ボローニャには3日から5日まで滞在してました。

そのことを、ずっと更新していなかったのですが、ブログに書こうと久々にwordpressを開いています。更新していない間も、ずっといろんな方がこのブログを見に来てくださっていたみたいで、解析サイトも久々に見てみたら毎月1万ほどのアクセス数がありました。書き綴った記事たちが誰かの何かに役に立てていたのなら、幸いです。

ずっと返せていなかった、ブログのコメントもお返ししました。大変遅くなってごめんなさい!これからは、きちんと頻繁に確認するようにします!

 

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ボローニャ国際絵本原画展(Bologna children's book fair)とは?

ボローニャ国際絵本原画展(Bologna children's book fair)は、世界最大の絵本見本市です。世界中の絵本関係の出版社さんがブースを出展されていて、訪れた感想は主に、バイヤー・翻訳者・イラストレーターたちの商談と交流の場所でした。絵本作家の登竜門コンペも毎年開催していて、受賞者の原画を見ることもできます。

ボローニャ国際絵本原画展(Bologna children's book fair)

一般参加のチケットは高めですが、イラストレーターとして仕事をしていることを証明できるポートフォリオサイトなどを添付してメールで申請して審査が通過すると、イラストレーターとして良心的なお値段のチケットを購入できる案内が帰ってきます。なので、イラストレーターさんで訪問を検討されている方は是非それをされた方が良いかと思います!詳しくはこちらをご覧ください。

日本でも登竜門コンペの受賞者原画展を見ることができ、実は6年前私は兵庫の西宮で見ています。

西宮市大谷記念美術館

学生時代、絵本の授業をとっていて、その授業内で見に行きました。学生時代の大切なノートは、実は全部スキャンしてPDFでまとめてHDDに入れて、ベルリンに全部持ってきています。絵本の授業のノートも、もちろん!。大学4年間で、一番楽しかった授業です。もう8年前のお話ですが。。苦笑

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当時くじ引きでテーマと登場人物をランダムに決められて、一生懸命物語を考えていた痕跡が残っております。笑
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今回の訪問を決めてから、久々に絵本の授業をしてくださった先生にもご連絡させて頂き、いろいろアドバイスを頂きました。当時絵本の授業は朝の1限2限で、その曜日は当日の朝2時まで制作費を稼ぐために小さな居酒屋でバイトをする日だったので、遅刻すること、寝過ごすことがしょっちゅうで、『全然こないじゃん!』とよく怒られていました。苦笑 (すみません。。) もう8年前なのに、覚えていてくださって嬉しかったです!先生、ありがとう!!

実は4年前、その先生がイタリア・ボローニャ国際絵本原画展”に行くことをメインにした絵本研修旅行を企画していて、参加しようとしたけれど大人の事情でフランスに変更したお話は以下のブログ記事に書いています。よかったら!

【パリ】4年前、海外に出る勇気を与えてくれた『アーティストが不法占拠したビル、59Rivoli』に行ったお話。

 

ボローニャに行こうと思ったきっかけ。

絵本の授業は受けていましたが、イラストレーターになりたいという思いはあっても”絵本作家”と言う思いは当時そんなに強くなくって、それからすっかり忘れていたボローニャ国際絵本市。

しかし今年のはじめにオペアをしていたホストファミリーの家に久々に訪れた際、ホストパパにドイツでの仕事の相談をしていると『KiKiは、子供のために何か絵を描いたらいいんじゃないかなあ』と言われ、その時にふとボローニャ絵本国際原画展のことを思い出しました。

ホストファミリーの家には、私が描いてプレゼントした絵たちが、すべて大切に飾ってくれてあります。ホストキッズたちも『KiKiの絵が一番!』と言ってくれたことが嬉しくて、嬉しくて。

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ホストファミリーの家のキッチンの黒板に描いたもの。

 

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ホストキッズのお姉ちゃんに、お誕生日プレゼントで描いたもの。

そういえばベルリンからだったら、本場ボローニャに行けてしまうのでは?と調べてみると、飛行機で片道1時間ほど。直感で、自分の作品を持って行くことに決めました。

 

実際に会場を訪れてみて。

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イラストレーターとして、申請すると貰えるパスと会場で貰えるパンフレット。

朝一番から丸一日、出版社さんのブースまわってお話聞いたり、作品見て頂いたり、本当に貴重な経験でした。でも後半は情報の多さと人の多さに白目になりそうでした。 頭クラクラしてました。

世界中の絵本関係の出版社さんが出展されていたので、とても学びがありました。絵本業界のこと、絵本の絵のこと、たくさん教えて頂きました。世界にはこんなにも色んな絵本があるんだなって、それだけで大興奮です。まるで絵本の美術館にいるみたいでした。

『イラストレーターの作品の持ち込みは何時から何時まで』とブース前に紙が貼られています。それを朝一番に一つずつチェックして、まずスケジュールを組みました。持ち込み歓迎の紙が貼られていなくても、ブースにいる人に『見て頂けますか?』と話しかけて交渉しました。その場合のほとんどが、『ポートフォリオを見るスタッフが今不在だから、バイヤーの商談しか受け付けていないの』と言う返答でしたが、その出版社についてや出版されている絵本について聞くと、とても丁寧に教えてくださいました。それも今後の対策と戦略に、とても重要な情報です。

拙い英語とドイツ語(ドイツ、オーストリア、スイスの出版社さんがいらっしゃったので)を駆使してお話してきましたが、ドイツ語で話しかけると、『なんでドイツ語話せるの!?』って会話が弾んで、ドイツ語勉強してよかったなあと思いました。やっぱり母国語で話しかけて貰えるって嬉しいよね。今は英語とドイツ語でいっぱいいっぱいだから、他の国の言葉には手を出せないけれど、その人の母国語で話しかけた時の嬉しそうな顔見ると、なんか勉強したくなっちゃうよね。

ずっと昔から、絵本に向いているんじゃないかと周りに言われることが多かったのですが自分の中で気持ちがわからず、行動に起こさずにいました。

でも今回の訪問で今後の明確な目標とすべきことが、はっきりわかった良き勉強の旅でした!

 

帰ってきて、つくってみている絵本のこと。

私が持ち込みをしたとき、イラストだけをお見せしました。ブックを持って行った方がいいというお話しを聞いていましたが、私が書いてしまうと日本語の文章になってしまうので、ボローニャの会場にいる皆さんは読めないだろうなあと思ったからです。

そして会場では、いろんな国の絵本をみてくることができました。英語とドイツ語は、かろうじてわかるけれども、他の国の言葉はわかりませんでした。絵は綺麗だなあと思うけれども、ストーリーも理解できたらもっと面白いのになあと、すこし残念でした。

見る人たちの言語に限定されてしまうのが、もったいないなあと感じました。だから、言語に限定されない絵本を作れたらいいなあと思いました。

そこで今実験的に作っているのは、短い絵本アニメーション。言葉も、音もつけていません。


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言葉がないから、見る人を限定させないもの。ある程度のストーリーは想像できるから、きっとそれぞれが、これを見てそれぞれのストーリーを想像していると思うんです。逆に無限大に生まれる、それぞれの物語が面白いんじゃないかなあと感じています。

学生時代アニメーションも専攻していて、プロジェクトで実際にテレビで放送された3分アニメーションも、7本ほど死ぬ思いで制作していました。普段の授業、課題提出、バイトとの並行、今思い出してもお金がもらえない超漆黒ブラック企業。睡眠時間を削って制作時間に当てるために、ベッドで寝ると寝心地が良くてたくさん寝ちゃうから、と言う理由で床やこたつで寝る習慣をつけてしまって、それをあとから直すのが大変でした。(数年後体調不良になりまくりで、一生懸命生活習慣を直しました苦笑) 若いから出来たんだろうなあと、振り返ると思います。

でも、その時にがむしゃらに学んだアニメーションの技術は今役に立っています。人生役に立たないことって、なんにもないね!

まだ試作と練習状態ですが、ボローニャ国際絵本市を訪れて感じた感想は、デジタルに移行している出版社も多いということです。もちろん紙媒体が魅力的だけれど、ipadなら、世界中の子供達に届けられるよね。今お仕事させて頂いているウェブマガジンさまで書いていても思うのですが、インターネットで届けられるということに、とても魅力を感じています。

実験的につくっているイラストやアニメーションのテーマは、”見てくれる人の心があったかくなるようなもの”。すごくふわっとしたテーマかもしれないですが、その中でも実は細かいテーマや想いを織り交ぜてつくっています。でも、それは別に詳しく書かなくてもいいかなあと思っています。イラストの評価は、受取手が決めることだと思うので。ただ、ちょっと我儘を言うと、ほっこりしてくれり、癒されてくれたら嬉しいなあと願っています。

 

少しボローニャの街の観光もしてきました。

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すごくのんびりした平和な街で、歩いてたら美術学校?を見つけて、入っても何も言われなかったので、探検してきました。笑 アトリエと石膏像と油絵の具の匂いと埃臭い感じは、世界共通だなあと懐かしくなりました。

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世界史教師の父に写真を送るため、旧ボローニャ大学の見学もしてきました。喜んでもらえて、よかったです◎

 

ボローニャ国際絵本原画展で、フランス人のイラストレーターの女の子2人と仲良くなったので、彼女たちが住むベルギーはブリュッセルに遊びに行く計画を立てています。

4月に入り、帰ってきたらベルリンはびっくりするくらい良いお天気で、びっくりするくらい元気百倍になりました!

 

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KiKi

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Portfolio:http://kiyonosaito.com/

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