ドイツでオペアをする場合の条件とは?
2017/06/24
こんにちは、KiKi(@kikiiiiiiy)です。
今週の木曜日からベルリンではBerlinale(ベルリン国際映画祭)が始まっています。私も友達と来週に行く予定です。ベルリンには定期的にこういうイベントがあって嬉しい!
こういう話題も今後ブログで書いていけたらいいなと思っていますが、まずオペア編を書き終えますね。
前回のブログで、今私はベルリンでもオペアをしていることとその理由について書きましたが、
今回は、ドイツでオペアの条件について書いていきたいと思います。アメリカでのオペアの条件はこちらに書いてありますが、ドイツの場合とでは結構違いがあるので気になる方はこちらも読んでみてください。
ドイツでオペアをする場合、エージェントを通す必要はないのですが、ドイツ労働局(BundesagenturfürArbeit)定めたオペアの条件というものがあります。
以下のPDFデータに英文ですが詳細が載っているので、興味のある方は読んでみてください。
・Working as an au pair for German families / BundesagenturfürArbeit (ドイツ労働力)
幾つか重要なポイントだけピックアップしてご紹介したいと思います。
Contents
ドイツでオペアをするための資格
大好きなドイツ料理、das Schnitzel。
・年齢:18ー26歳(オペアvisaを取得できる年齢は26歳までですが、ワーホリvisaでもオペアは可能なので実際は30歳までは可能です)
・言語能力:最低でもドイツ語A1(日常会話レベル)を習得済みであること。オペアvisaを申請する際に、A1習得済み証明書が必要になります。日本では、『ゲーテ・ドイツ語検定試験A1』を受験し、合格することでその証明書をもらうことができます。
・未婚であること。
・最低でも6ヶ月はオペアとしてドイツに滞在する意思があること。
・ドイツでオペアをすることが初めてであること。
※特にアメリカのように事前の必須保育経験が定められていて推薦書が必要なわけではないのですが、あったほうがホストファミリーは見つかりやすいと思います。
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仕事内容・労働条件・学費・給料について
ベルリンにはBIOのスーパーがいっぱいあって、野菜や果物が本当に美しい。
【仕事内容】
子供達に関する仕事。簡単な家事も含まれます。仕事内容は各ホストファミリーによって変わってくるので、契約を結ぶときによく話し合うこと・確認することが大切です。
【労働時間】
それぞれのホストファミリーの事情によって労働時間・スケジュールは違いますが、1日に6時間以上、週に30時間以上の労働は認められていません。
【給料】
月260ユーロ。労働時間の変動は無関係で、休暇中や病気であっても、必ずこの額をもらう権利があります。
【滞在する部屋と食事について】
ホストファミリーから、オペア専用の部屋を提供してもらえます。この部屋は窓があること・最低でも9平方メートルの大きさであること・施錠が可能であること・空調設備完備であることが条件として定められています。オペア専用のバスルームがある場合が多いです。
オペアとして、ホストファミリーの日常生活に参加するので食事を提供してもらえます。これもホストファミリーによって詳しいルールは変わってくると思いますが、私のところは家で食べる分にはホストファミリー負担・友人と過ごしたり一人で外食する場合は自己負担です。
また、病気や休暇中であっても食事を共有すること・部屋を使用することの権利があります。
【自由時間】
これもホストファミリーによって違いがありますが、週に最低でも1日の休暇を取ること・月に一度の日曜日は必ず休みであること、最低でも週4日の夜はフリーであることが定められています。
【休暇】
4週間の有給休暇を取る権利があります。ただし、1年間ホストファミリーと過ごした場合にのみ適応されます。
【語学学校】
ホストファミリーは必ずオペアに語学学校に通うことと、文化交流を持つ時間を提供しなくてはいけません。ホストファミリーからは給料とは別に語学学校費用として月に50ユーロ提供する義務があります。ただ、これもホストファミリーとの話し合いによって変わるケースもあります。私の場合、基礎レベルであるA1ーA2は仕事に必要なことでもあるので、ホストファミリーが全額負担してくれました。現在はB1コース(辞書などを使えば新聞が読めるレベル)は私が希望して続行しているので、学費の半額は自分で負担しています。
【ドイツ現地の健康保険】
ホストファミリーが負担してくれます。
【交通機関の定期券】
住んでいる街のバス・電車・地下鉄で使用できる1ヶ月定期券も、毎月提供されます。
【携帯】
これもホストファミリーによって違いますが、仕事のやり取りもあるので、私はホストファミリーから借りています。
【ドイツと日本の往復航空費】
オペア自身が支払います。
取得するvisaについて
散歩中に見つけたイカしてる車。笑
アメリカでオペアをする場合、J1VISA(アメリカ国務省(USIA)が認定する職種及び業種にてインターンシップ研修生に発給され、1年もしくは1年半の間、
ドイツの場合は、オペア専用のオペアvisaが有り(26歳まで取得可能)、エージェントに登録する必要はなく、必要な書類を集めて定められた手続きを行えば個人でも十分取得が可能です。
ドイツにはワーキングホリデー制度があるので(アメリカにはありません)、ワーホリvisaでオペアをすることも可能です。
オペアvisa申請方法については、以下の記事に詳しく書きました。
実際オペアとして、どれくらいの生活ができるのか
大好きな近所のカフェ
ドイツオペアの条件を読んで気づかれた方がいるかもしれませんが、給料が月260ユーロという衝撃の安さです。アメリカでは月約8ドルはもらっていたので、正直これは安すぎるし、生活していけるのか不安でした。
ただ、アメリカのオペア生活と比較して言えることは月々の給料は安いかもしれないけれど他の部分ではドイツの方が条件が良いのではないかと思います。
・エージェントを通す必要がないので、登録費用がかからない。
・市内交通費も負担してもらえるので、仕事・通学以外の移動にもお金がかからない。
・語学学校費用も交渉次第で変わってくる。
それから、これは物価が安いベルリンに住んでいるからかもしれませんが、意外と260ユーロでも十分遊んだりできて、貯金もできたりしています。本当に、ベルリンの物価の安さにはびっくりします。
ベルリンすべての美術館に入場できる年間パス(25ユーロ)もあるし、Barなんかも4ユーロなんかでいけますし、カフェも安い、普通に美容院にも行けているし、服代も元々古着好きなのもあって安く済んでしまっています。
あとは何よりベルリンの人たちはお金のかからない方法を考えて楽しむ方たちなので、自然豊かな公園でビールやパン片手にピクニックなんかもよくあるパターンです。(これも別の記事に書いていきたいと思っているのですが、本当にドイツの人たちは物を大切に長っていて、それってすごく素敵だなって思います)
こちらに来てから日本で貯めた貯金を崩すことなく、ドイツへの片道航空券の出費のみで生活はできていますが、現地で何があるかわからないし、ベルリン以外の都市だと物価が高くて難しい場合もあるかもしれませんし、旅行にたくさん行きたいという目的があったり、オペアを終えてからの計画があるのなら、日本で余裕のある備えを蓄えてきたほうが安心だと思います。
半年、ベルリンでオペアをして思う、オペアをする上で大切なこと。
私の誕生日にホストマザーが焼いてくれたカップケーキとホストキッズからの絵のプレゼント!
素敵なホストファミリーと出会い、恵まれた環境でオペアをさせてもらっていると日々感謝をしているのですが、やっぱりオペアというのは仕事で大変なことが沢山あります。
語学を勉強するためにオペアを選んだ1年目なので、当然今は勉強中でうまく話せない・理解できないことが沢山あります。
それでもホストキッズはドイツ語しか話せないから、ドイツ語でコミュニケーションをとるしかないんです。
危ないことや悪いことをした時に叱らなくてはならないけど、『なぜしてはいけないのか』という理由をドイツ語でうまく説明できなくて、それでも危険回避や悪いことを止めることを優先しなくてはいけないから、結局『怒る』だけになってしまったり。(これ一番したくないこと…)
ご近所さんやホストファミリーにもよくしていただいているのですが、うまく話せないばっかりに、誤解が生まれてしまったり、よく落ち込みます。。
それから、慣れない語学を話しながら仕事をして、学校にも通って、課題もこなして、自分のしたいことの準備もして、、、という生活は、よくパンクしてしまいます。
子供の世話をすることに対してのいろんな心構えもあるとは思うんですが、やはりオペアをする上で大切なことって、『どうしてオペアをしているのか明確な目的と目標を持っていること』だと思うんです。
明確な目的と目標があるなら、落ち込んでも、『それなら次はどうしたら良くなるのか』という思考に切り替えることができるからです。
私の目的と目標はこれです。
何かしたいことがあって、海外に行きたいと考えていて、もしこのブログにたどり着いて、オペアを選ぼうとしている人がいたら、とっても応援したいです。
それから、大変なこともたくさんありますが、それと同じくらい楽しいこともあって、オペアをすることでその国にもう一つの家族ができることは本当に素敵な経験です、
次にブログで、どうやってホストファミリーを探すのかを書いていきたいと思います。 書きました↓
ここまで読んでくださってありがとうございました◎
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